概要

ようこそ,谷口淳子の個人ウェブページへ.このページでは,私の研究テーマ・成果を紹介しています. ただ今,来年度の卒研生募集中です!

私の研究室では,量子効果や揺らぎが顕著になる低次元系の量子物性について 研究しています.主な研究対象であるヘリウムは,強い量子効果のため絶対零度まで液体として 存在し,低温で超流動(粘性が消失し,抵抗なく流れることができる)という非常に不思議な 現象を示します.このヘリウムを平坦な基板に吸着させたり,ナノチューブのような微小空間に 閉じ込めると,低次元系特有の大きな揺らぎのため,奇妙な超流動応答が現れます. この奇妙な超流動応答を解明すべく,以下のような課題に取り組んでいます.

  • ナノ細孔中ヘリウムの超流動の1次元極限における振る舞い
  • 1次元ナノ空間を組み込んだ微小超流動計(共振器)の開発
  • 加圧によって引き起こされる超流動量子相転移

測定手法は,捩れ振り子,超音波,水晶マイクロバランス,MEMS,SEM,比熱,圧力など 多様です.これらの測定系は基本的に自作し,希釈冷凍機に設置して 測定を行っています.

超流動研究で蓄積した,微弱な力学的応答の検出技術(特に 超音波,水晶マイクロバランス)を応用して,吸着膜の界面摩擦の研究も 行っています.

最近の研究成果

NEWS & TOPICS

  • 2021.11.05~ 来年度の卒研生大募集中!
  • 2021.09.20 日本物理学会(オンライン)で谷口が『配向性多孔質膜中Heの超流動流の観測』というタイトルで発表しました.
  • 2021.08.13 International conference of quantum fluids and solids (QFS2021)で金子さんが"Tuning fork measurements of 4He confined in an oriented porous membrane"というタイトルで発表しました.
  • 2021.04 新たに太田君,黒澤君,栗原君が卒研生として加わりました.
  • 2021.02.15 物理工学プログラムの卒業論文発表会が行われ,2人の卒研生久保虎太郎君と金子愛莉さんが発表しました.
  • 2021.02.08 物理工学プログラムの修士論文発表会が行われ,M2の鈴木真澄君が発表しました.
  • 2020.11.20~ 来年度の卒研生大募集中!
  • 2020.09.14 日本物理学会(オンライン)で谷口が『配向性多孔質膜中Heの超流動の音叉型水晶振動子による観測』というタイトルで発表しました.
  • 2020.04 新たに金子愛莉さん,久保虎太郎君が卒研生として加わりました.
  • 2020.03.14 日本物理学会(オンライン)でM1の鈴木真澄君が『配向性多孔質膜中Heの超流動の測定Ⅱ』というタイトルで口頭発表しました..
  • 2020.02.14 電気通信大学 情報理工学域 Ⅲ類卒業論文発表会が行われ,名古屋亮人君が優秀賞に選ばれました.
  • 2019.11.19 令和2年度の卒研生募集中.興味のある方は,11月22,23,24日13:30~研究室を公開していますので,どうぞ見学にいらしてください.
  • 2019.08.10 International coference on quantum fluids and solids(QFS2019)@Edmonton にて "Ultrasound and heat capacity study of 4He films on mesoporous silica"について招待講演.